【雛まつりの花飾り】ワークショップ

 

 

 

　今回はイレギュラーですが、生花のアレンジメントです。

　クリスマスリースのワークショップにご参加くださった方々とは、その後も催し物のお知らせをさせて頂いておりますが、雛まつりに何か…というお話から生まれたワークショップです。

 

　お一人の、「やってみたいです。」からやることになりましたこのワークショップ、それはそれは楽しい催し物となりました。

 

 

雛まつりの花飾りには

 

 

　なかよしさん達に花飾りの話をしますと、「ひな祭りと言えば、桃の花に菜の花よ。」と。ですよね～。見本を作った三週間前には、桃の花も菜の花も普通に花屋さんで買えました。桃の花はとてもデリケート。触ると蕾はすぐに取れてしまいますし、保存状態によっては蕾のまま咲かない枝まであります。

　ワークショップに咲いているよりは、お家に帰って数日後に咲くほうが感動するでしょう、なんて思うものですから、桃の花選びも慎重になりました。

 

　(写真は見本を作った三週間前。タイトルの写真がその一週間後です。)

 

　そして菜の花。生命力が強く、見本を作ってから当日まで三週間近い間にぐんぐんと伸びていきました。春だね～と、ひとり呟く私。

　生花ですから、ワークショップ直前に新鮮な物を、と思い直前に買うことにしていまたら、なんとこの週はどこに行っても菜の花がありません。聞いても、入荷していませんと。

 

　あ～、やはり花市場に行くべきでした。でもでも、雪の予報にビビッてしまったのです。我が家の車、普通タイヤです。市場に行くには、朝五時前に出かけますから、凍結が恐怖でして…なんて言い訳をしているから罰があたったのでしょう。

 

　買い置きの菜の花は、ひとり一輪でした。コデマリで代用しましょう。

 

 

 

ワークショップ当日

 

　まずは花器を。赤と黒の二種類用意しました。お好みで選んで頂きます。

 

「今回の【雛まつりの花飾り】は、青空のもと、桃の花咲く木の下に、菜の花など春のお花が咲いている景色を表現していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

　ご挨拶の後は、まずは桃の枝から。菜の花、チューリップ、ラナンキュラス、ガーベラを綺麗に見えるように挿していきます。バランスを見ながら、デルフィニウム、コデマリ、ヒペリカムを空いているところに挿し、お花とグリーンと実の物が整いました。

 

　最後に下草として、本日はスターフルーティーテッシノ(カーネーション)とアイビーを用意しました。アイビーは作品によっては使わず、お花の葉を使ったものもありました。

 

 

【午前の部】

 

 

【午後の部】

 

　同じ花材を使っても、仕上がりが全く違うところも楽しみの一つです。お互いの作品を見るとき、みなさんとても驚かれますからね。　

 

 

花飾りの飾り方　

 

　今回の【雛まつりの花飾り】は、和室にも洋室にも合うようなアレンジメントにいたしました。洋室ではこんな感じになります。洋室でも、和紙を一枚ひいて飾ると雰囲気が出ますから不思議です。

 

 

　和室には、お盆の上に置いても素敵です。手ぬぐいや、和の敷物の上にも素敵に飾って頂けることでしょう。

 

 

　この日のワークショップでは、和紙を二枚選んで頂き、敷いてみました。選ぶ和紙によってもイメージが変わりますし、前後を変えてもまた変わります。日によって前後を変えても面白いでしょう。

 

　みなさん順番に撮影会です。いつものお願い、「素敵に撮れたお写真は送ってくださいね。」みなさんのお写真のほうが、はるかに素敵なのです。

 

　本日も楽しくワークショップさせていただきました。おひとりの「やってみたい♪」から始まりましたワークショップで、また会えて嬉しい方と再会できました。そして新しく、素敵なお二人と知り合うことが出来ました。

　ご参加くださいましたみなさま、どうもありがとうございました。

 

　やっぱり、生花って良いですよね～。そして生花と一緒に飾るドライフラワーリースも、よろしくお願いいたします。…ようやく宣伝も言えるようになりました。

 

 

花やさんの小部屋で

 

　今回のワークショップは、いつもお世話になっております、埼玉県吉川市の【花やさん】で行いました。リニューアルされた小部屋は大きな窓が出来、開放感があります。小部屋から花やさんのお花たちが見え、とても居心地がよい空間でした。

 

　素敵な空間を写す写真技術のなさが悲しいですが、訪れるお楽しみにしてくださいませ。

 

　リニューアル後初めての小部屋です。テンションが上がるのとはうらはらに、準備不足も否めません。はなやさんがいろいろフォローしてくださり、呑気な私はただただ楽しくワークショップさせて頂いてしまいました。

 

　あまりにも楽しく、「次も出来るといいな～。」と呟きましたら、「年間計画を立てて、ちゃんと実行したら大丈夫よ。」と花やさんから貴重なアドバイスを頂きました。

　さっそく考えていきましょう。

 

　今回はバタバタしてしまいましたが、次はバッチリ用意してまいりますから、またよろしくお願いいたします。